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ソムリエ試験対策 第39回 イタリア編 パート1 ワイン法

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こんにちは、ソムリエしんのすけです❗️

 

いつもご覧くださいましてありがとうこざいます😊

 

今回は イタリア編🇮🇹パート1 について解説していきたいと思います🍷

 

赤字部分は出題率が高い事を示していますので参考にしてください❗️

 

それでは、今回も最後までゆっくりとご覧ください🤩

 

 

イタリア🇮🇹編 パート1 ワイン法

 

 

1 概論
国土は北緯35〜47度の範囲に位置し、20の州から構成されています。

20の州全てでワインが生産されていて、特色豊かな郷土料理と同じく、ワインにもその土地ならではの魅力が溢れています。

南北に長く伸びた長靴形のイタリア半島は、温暖で日照量も多く、ブドウ栽培には理想的な環境に恵まれています。

一説によると、イタリアにあるぶどう品種は2000種類以上だといわれています。

そのため、イタリアは全土でワイン造りが盛んです。

トスカーナの革新的ワインとして一大ブームを引き起こしたスーパータスカンピエモンテの「イタリアワインの王様」バローロなどの高級ワインの他、その土地で古くから栽培されていたブドウを使用したそこでしか生まれないワインが数多くあります。

そして現在ではイタリアがワイン生産量の世界一となりました。

 

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出典:楽天

イタリアワイン産地 地図

 

2 重要歴史
BC6世紀頃

古代ギリシャ人(エルトリア人)が南イタリアにワインを伝播しました。

古代ギリシャ人はイタリア半島を「エノトリーア・テルス」(ワインの大地)と呼びました。
BC1世紀頃

ワインの生産量増加し、品質が向上しました。

美食家アピキウスは「料理書」でかなりレベルの高い料理を紹介しています。
5世紀頃

ローマ帝国の崩壊後、ワイン生産一時縮小しました。
1716年

トスカーナ大公コジモ3世がキアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァル・ダルノ・ディ・ソプラのワイン産地の境界を決めました。

これは世界初の原産地保護の例となりました。
1963年

原産地呼称法が制定されました。
1970年代末

イタリアンワイン・ルネッサンス(高品質ワインを生産する運動)アンティーノリ、ガイアなどが起こります。
1980年

Brunello di Montalchio,BaroloがD.O.C.Gワインに認定されました。

 

3 主なブドウ品種

① ブドウ品種ランキング

1) 黒ブドウ
第1位
サンジョヴェーゼ
第2位
バルベーラ
第3位
モンテプルチアーノ

2) 白ブドウ
第1位
トレッピアーノ
第2位
カタッラット・ビアンコ
第3位
モスカート・ビアンコ

 

② イタリアの重要な黒ブドウ品種

※( )はシノムニになります

1) バルベーラ
ピエモンテ州原産です。

ネッビオーロよりも早熟。酸味が高く、果実味が豊かでタンニンが少ないのが特徴です。
2) コルヴィーナ
ヴェネト州原産です。

酸味が多く、比較的フルーティで軽いボディ。ヴァルポリチェッラやバルドーリの主要品種です。
3) ドルチェット(オルメアスコ)
ピエモンテ州原産です。

酸味が少なく、バルベーラの対極にあります。厚味のあるワインを造るが若飲みにすることが多いです。
4) ネッビオーロ(スパンナ、キアヴェンナスカ、ピクトゥネール))
ピエモンテ州を代表する高貴品種です。

ロンバルディア州サルデーニャ州などでも栽培されています。

酸味が多く、アルコール度の高い長期熟成ワインを造ります。バローロバルバレスコが代表銘柄です。
5) サンジョヴェーゼ(ブルネッロ、プルニョーロ・ジェンティーレ)
トスカーナ州を中心とし、北部と南部を除く全州で最も多く栽培されています。

キアンティが代表銘柄です。

 

③ イタリアの重要な白ブドウ品種

1) アルバーナ
エミリア・ロマーニャ州で栽培されています。

古代ローマ時代からのブドウです。

甘口・辛口のスティル、発泡性のスプマンテを造ります。
2) アルネイス
ピエモンテ州で栽培されています。

喜ばしい果実味を持ち、口当たりまろやかなワインを造ります。

コルテーゼの対極にあり、ローエロ・アルネイスなどが代表です。
3) コルテーゼ
ピエモンテ州南部を中心にロンバルディア州ヴェネト州で栽培されています。

繊細な香りの、単純ですっきりとしたワインを造ります。

カーヴィの品種です。
4) ガルガーネガ
北部のヴェネト州ロンバルディア州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されています。

ギリシャ起源とされ、香りの良いすっきりとした調和の良いワインとなります。

ソアーヴェの品種です。
5) モスカート・ビアンコ
イタリア各地で広く栽培されています。

主に甘口のワインとなります。

アスティの品種で、フランスではミュスカと同じブドウです。
6) ピコリット
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州で栽培されています。

果粒が小さく、数が極端に少ないです。

スパイスと果実味があり、甘口に造られています。

 

4 EUの新ワイン法

 

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出典:イタリアワイン辞典

イタリアワイン事典 Mobile版-Introduction

 

① 3段階の分類
上から「保護原産地呼称ワイン」(D.O.P)、「保護地理表示ワイン」(I.G.P)85%以上使用、「ヴィーノ』(Vino)となります。

ヴィーノには地理表示はありません。

② ラベル表示義務項目
<D.O.PとI.G.Pワインの場合>
・D.O.PかI.G.Pであるという表示、既得アルコール度数、ワイン産地名、瓶詰め業者名が表示義務となります。
スプマンテの場合は生産者と販売者名、残糖量の表示義務となります。

③ ラベル任意表示項目
ブドウ品種名、ブドウ収穫年、ブドウ産地の詳細、特定の伝統表示などです。

5 スティル・ワインの甘辛表示

① テイスト表示についてです。

1) 表示名:Secco  セッコ
テイスト:辛口
残糖量:0-4g/L
2) 表示名:Asciutto  アシュット
テイスト:やや辛口
残糖量:0-4g/L
3) 表示名:Abbocato  アッボッカート
テイスト:薄甘口
残糖量:4-12g/L
4) 表示名:Amabile  アマービレ
テイスト:中甘口
残糖量:12-45g/L
5) 表示名:Dolce  ドルチェ
テイスト:甘口
残糖量:45g/L以上


6 Vino Novello ヴィーノ・ノヴェッロ(新酒法)
単独の立法で下記の通り定められています。
① D.O.P、I.G.Pのみ認定です。
醸造期間は醸造開始後10日以内でなければならなりません。
炭酸ガス浸漬法(MC法)で造られたワインが40%以上含まれます。
④ 消費時、総体ALC11%以上、残糖分10g/L以下です。
⑤ 収穫年の12月31日までに瓶詰めが義務です。
⑥ ラベルに収穫年記載義務が義務です。
⑦ 収穫年の10月30日零時1分前より消費してはなりません。

 

7 その他のワイン

① 陰干しブドウを用いたワイン

1) Passito パッシート
陰干しして糖度を高めたブドウから造った甘口ワインです。
2) Recioto レチョート
同上で、ヴェネト州での呼称です。
3) Amarone  アマローネ
陰干しブドウの糖分を全てALC発酵させ、辛口に仕上げたタイプです。
4) Sforzato  スフォルツアート
同上で、ロンバルディア州での呼称です。
5) Vin Santo/Vino Santo  ヴィン・サント/ヴィーノ・サント
陰干しして糖度を高めたブドウを発酵、長期熟成して造られます。トスカーナ州の特産品です。

 

② その他の酒類

1) Vermouth di Trino   ヴェルモット・ディ・トリーノ
ピエモンテ州のヴェルモットです。

辛口は食前酒として、甘口は食後酒として飲まれます。
2) Barolo Chinato   バローロ・キナート
ピエモンテ州バローロにキナの樹皮を漬け込んだ強壮剤飲料です。

アマーロ・タイプが人気です。
3) Limoncello  リモンチェッロ
カンパーニア州ソレント半島が主産地です。レモンの皮で造るリキュールです。
4) Grappa グラッパ
ブドウの搾りかすを原料とした蒸留酒でフランスのマールと同じです。

無色透明のものが多いです。
5) Valpolicelia Ripasso  ヴァルポリチェッラ・リパッソ
アマローネ・チェラ・ヴァルポリチェッラのヴィナッチャ(ブドウの搾りかす)を入れて再発酵させたワインです。

 

 

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最後までご覧くださいましてありがとうこざいます💮

 

今回も出題傾向に合わせてかなり圧縮した内容となっていますので重要ポイントを抑えつつ、クイズや問題集を解いていくと覚えやすいと思います😊

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次回は イタリア編🇮🇹パート2 について解説していきたいと思います⭐️

 

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それでは合格目指して頑張ってください🈴

 

管理人 しんのすけ

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