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ソムリエ試験対策 第11回 アルゼンチン 編

 

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こんにちは、ソムリエのしんのすけです😊

 

いつもご覧くださいましてありがとうこざいます⭐️

 

今回はアルゼンチンについて解説していきたいと思います🍷

 

今回も最後までゆっくりと見ていってください🤩

 

アルゼンチン

 

概論

 

アルゼンチンは南米ではチリと並ぶワインの一大生産地です。

西の国境であるアンデス山脈の麓、南緯22〜42度に栽培地が広がり、標高900mの高い位置にブドウ畑があります。

ブドウの栽培面積は約22.4万haで、ワインの生産量は約9億4500万リットルです。(2016年)

ワインの生産量は世界5位、消費量は8位といずれも世界トップクラスです。(2016年)

国民1人あたりの年間消費量も21.6リットル(OIV調べ)と、ワイン好きの人が多い国であることがわかります。

栽培地域は雄大アンデス山脈の麓にあり、海からの風が山によって遮られ、かなり乾燥しています。

ブドウ栽培には冷涼な気候が必要なため、ブドウ栽培は標高の高いところに畑を切り開いて行われています。

乾燥して日照量が多く、昼夜の気温差が多いアルゼンチン。

そのおかげでブドウは病害やフィロキセラによる被害の心配がなく、農薬の使用量も抑えられます。

またアンデス山脈のミネラルが豊富な雪解け水を利用した灌漑(かんがい)システムも発達しています。

メンドーサが代表産地で、マルベック種による赤ワインと、トロンテス種による白ワインが有名です。

アルゼンチンワインが躍進したのは1990年代からです。

市場が開放され、フライングワインメーカーと呼ばれる生産者が次々に進出し、最新の栽培方法や醸造の技術を持ち込みました。

 

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 1 重要歴史

 

16世紀中頃

スペイン開拓者がヴィティス・ヴェニフェラ種を植え、チリ経由でアルゼンチンに伝わりました。

1557年

サンチャゴ・デル・エステロの住人によりブドウ栽培を開始しました。

1569年

メンドーサとサン・ファンでブドウ栽培開始しました。

1816年 スペインの植民地だったアルゼンチンが独立しました。

1852年

高品質ワインが造られるようになります。

※フランスでフィロキセラが発生する直前、フランス人農業技師がチリにボルドー系の品種を紹介し、その苗木がアルゼンチンへ運ばれたという説と、フランスから大西洋を越え、アルゼンチンの国土を横断してメンドーサにワインがもたらされたという2つの説があります。

1959年

ワイン法制定により国立ブドウ栽培醸造研究所(I.N.V)が設立されました。

 

2 主要品種

 

< 黒ブドウ>

1)マルベック(Malbec)

コット、オーセロワのシノムニ(別名)があります。

コクがありまろやかで肉厚な味わいが魅力のアルゼンチンのマルベックは、世界的に評価されています。

 

2)ボナルダ(Bonarda)

ボナルダは、アルゼンチン全域で栽培されている黒ブドウ品種です。

イタリアのピエモンテ州原産のブドウ品種で、イタリアではクロアティーナと呼ばれています。

 

3)テンプラニーリョ

スペインのリオハ地方原産と言われています。

スペインの黒ぶどうの中で最も栽培面積の広い、スペインで最も人気のある赤ワイン用品種です。

 

<白ブドウ>

1)ペドロ・ジメネス(Pedro Gimenez)

スペインのシェリー酒で使用されているペドロヒメネスとは、別の白ブドウです。

アルゼンチンの国内で主に生産されており、最もアルゼンチンで栽培されている白ブドウです。

国内向け日常消費用ワインに多く使われています。

 

2)トロンテス・リオハーノ(Torrontes Riojano)

クロージャとモスカテル・アレハンドリアの自然交配によって産まれました。

フルーティーでマスカットのような甘い花の香りを特徴としており、その華やかで複雑な味わいは多くの人を惹きつけています。

 

3)シュナン(Chenin)

シュナン・ブラン(Chenin Blanc)の事で、フランス北西部のロワール地方が原産とされる白ワイン用ブドウ品種です。

 

3 主要産地

 

アルゼンチンはアンデス山脈の東側に南北に長く位置しており、気候が多様な国です。

標高は300メートルから2400メートルと高いですが太平洋からのゾンダ風と呼ばれる乾燥した暖かい風により温暖な気候が保たれ、また乾燥しているため病害が少なく健全なブドウを育てやすくなっています。

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産地は4つの地方(Rejon)に大別されます。

 

1)北西部

フフイ州、サルタ州、カタマルカ州、ラ・リオハ州トゥクマン州の5つの州が入ります。

 

① フフイ(Juju)=フフイ州 主要産地はペリコとエル・カルメン、バジェスカルチャキエス、バジェス・デ・ラ・プロビンシア・デ・カタマルカです。

バジェスカルチャキエスではトロンテス・リハーノ種が最も多く栽培されています。

標高1500mの山々があり、その深い谷にワイン畑が広がっています。

 

ラ・リオハ(La Rioja)=ラ・リオハ州 主要産地はバジェス・デ・ファマティナです。

こちらもトロンテス・リオハーノ種の白ワインが高く評価されています。

ラ リオハはアルゼンチンでワイン生産の歴史の長いワイン産地です。

小さな渓谷に畑が集中しており、風が強く乾燥しています。

 

2)中央西部 (クージョ地方)

アルゼンチンの全栽培面積の90%がこの地方です。

標高500m以上の高地に畑が集中しており、アルゼンチンワイン生産の中心地です。

中央西部ではメンドーサと、サンファンが特に重要な産地です。

メンドーサはアルゼンチンワインの70~75%が生産されている一大産地です。

 

①サン・ファン(San Juan)=サン・ファン州

サンファンは、メンドーサの北に位置し、生産量の20%を占めるアルゼンチン第二のワイン生産地です。

生食用のブドウは主にサンファンから生産されています。

比較的温暖な気候で安定しており、降雨量が少ないことが特徴です。

 

②メンドーサ(Mendoza)=メンドーサ州

ワイン総生産の70〜75%を占めており、最も重要な産地で、DOC認定産地が2つあります。

ルハン・デ・クージョとサン・ラファエルがDOC認定産地となり、マイプは現在DOC申請中です。

 

3)南西部 (パタゴニア地方)

アルゼンチンでは最も低い標高にある地域です。

ネグロ川とコロラド川流域に畑が広がっています。

昼夜の寒暖差が大きい地域で、ブドウの栽培に適しています。

比較的涼しい気候で、エレガントなワインが造られています。

シャルドネセミヨン、ピノ ノワールやマルベックなど様々な品種が栽培されています。

 

4)その他の産地

コルドバ州などでも少量のワインを生産しています。

 

 最後までご覧くださいましてありがとうこざいます!

 

今回も出題傾向に合わせてかなり圧縮した内容となっていますので重要ポイントを抑えつつ、教本と合わせて読むのがベストだと思います。

 

次回はオーストラリアについて解説していきたいと思います☆

 

それでは合格目指して頑張ってください!

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